WindowsとLinuxの認識するフォ−マットは異なる。
基本的にLinuxでWindowsのフォーマット形式は読み書きできる場合が多いが、LinuxのファイルシステムをWindowsは認識できません。
ちなみにWindowsではNTFS、Linuxではext4もしくはxfsが主流となっています。
Windows Format<Linux Format
ext4
現在Linuxのファイルシステムの代表としてext4がある。過去のextファイルシステムと互換性をとりながら、拡張されたファイルシステムである。現代のLinuxではよほど特殊な環境でない限りext4が読み書き、フォーマットが可能となっている。過去のファイルシステムと互換性がありext3までしか読めないシステムでもext4の拡張機能を使用しない場合に限りext3としてマウント読み書きが可能となっている。
ファイルシステムの最大サイズは1EB、ファイルの最大サイズは16TB、ジャーナルなファイルシステムとなっている。
XFS
CentOS7のデフォルトのファイルシステムとなっている。スケーラビリティの面で有利なファイルシステムとなっている。またジャーナリングなファイルシステムである。ファイルシステムの最大が8EB、最大ファイルサイズは8EBとなっており、メモリなどを多く消費する癖があるが、ポテンシャルが高く、全体的にも高いパフォーマンスを発揮するファイルシステムとなっている。
FAT
「File Allocation Table」の略であり、最も古典的なファイルシステムとなっている。ジャーナリングには非対応で障害耐性にとぼしい、ファイルシステムの最大サイズは2GB、最大ファイルサイズ2GBとなっている。利点としてほぼ全てのOSで読み書きが可能となっている。
FAT32
FATの拡張であり最大2TBまでのディスクを管理出来るようになっている。最大ファイルサイズは基本的には2GBでうちどめとなっている。こちらもジャーナルには対応しておらず、障害耐性にとぼしい。
NTFS
現状のWindowsのデフォルトファイルシステムとなっている。ジャーナルに対応しているので障害耐性が向上している。最大ディスクサイズは256TB、最大ファイルサイズは16TB、Windows8以降256TBとなっている。一応にLinuxでも書き込みが可能なファイルシステムとなっているが推奨はできない。あくまでもWindows上のジャーナリングファイルシステムとなっている。
Linuxでフォーマティングするアプリは「Gparted」がLinuxリストリビューションにインクルードされている。
スノーデンの愛用する Tail Linux はUSBに入れて持ち運ぶ Linux であるが、一般的に USB に入れて持ち運ぶ Linux は使用中設定USBに格納することはできません。ダウンロードしたアプリも然り。
しかし、格納出来る Linux が出現したようです。Puppy Linux です。
今回リリースされたBionicPup32 8.0(32ビット版)とBionicPup64 8.0(64ビット版)はそれぞれUbuntu 18.04(「Bionic Beaver」)と互換製がある。ともにBIOSとUEFIによる起動が可能。
公式ホームページの Puppy Linux Home からにしましたが、そこにはどういうことなのか、「grandpa-friendly certified ™」と書かれていました。「おじいちゃんに優しいと認定」されているって何なのでしょう